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明治維新という幻想

明治維新という幻想

封建的な江戸時代! 開明的な明治時代! 教科書で学んだ〝進歩する歴史像〟は、本当 に正しいのか? 歴史を再検証する!

著者 森田 健司
ジャンル 新書 > 歴史新書y
シリーズ 歴史
歴史 > 歴史新書
出版年月日 2016/12/06
ISBN 9784800311160
判型・ページ数 新書・240ページ
定価 本体950円+税
  • 内容紹介
  • 目次

 

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封建的な江戸時代! 開明的な明治時代!
教科書で学んだ〝進歩する歴史像〟は、本当に正しいのか?
幕末・明治維新150年を迎えるにあたり、歴史を再検証する!

◎世の中の常識
幕末、国内では一揆や騒乱が頻発し、海外からは列強が
開国を求めてやってくるなど、幕府はその対応に苦慮した。
もはや幕藩体制は限界を迎え、明治新政府の登場は必然であった。

◎本書の核心
平和で豊かな江戸文化・道徳を否定した明治新政府軍は、
非道な方法で戊辰戦争を勝ち抜いた。開明的で希望あふれる
〝明治の世〟を目指したという彼らの正体を、
民衆が作った「諷刺錦絵」や旧幕府軍側の視点を通して検証する。

森田 健司 もりた・けんじ
一九七四年兵庫県神戸市生まれ。京都大学経済学部卒業。
京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程単位取得退学。
士(人間・環境学)。現在、大阪学院大学経済学部准教授。
門は社会思想史。特に、江戸時代の庶民思想の研究に注力している。
主な著書に『石門心学と近代――思想史学からの近接』(八千代出版)、
『かわら版で読み解く江戸の大事件』『外国人が見た幕末・明治の日本』(いずれも彩図社)、
『なぜ名経営者は石田梅岩に学ぶのか?』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

はじめに──〝江戸の世〟の無念を晴らす

第一章 庶民に嫌われた新政府軍
【第一節】 無法を極めた新政府軍
【第二節】 戊辰戦争と諷刺錦絵
【第三節】 天皇を抱え込んだ新政府軍──戊辰戦争と江戸の諷刺錦絵①
【第四節】 江戸城無血開城──戊辰戦争と江戸の諷刺錦絵②
【第五節】 東北戦争開始後──戊辰戦争と江戸の錦絵③

第二章 新政府軍に目をつけられた人々
【第一節】 鳥羽・伏見の戦いと相楽総三──私欲を剥き出しにした新政府軍
【第二節】 河井継之助と長岡藩──「武装中立」という理想
【第三節】 松平定敬と桑名藩──藩主不在に翻弄された藩士たち
【第四節】 松平容保と会津藩──戊辰戦争最大の惨劇と見せしめ
【第五節】 酒井玄蕃と庄内藩──最後まで負けなかった最強軍

第三章 旧幕府軍側から見た明治維新
【第一節】 江戸の町を守った勝海舟──幕末の三舟①
【第二節】 歴史に残る仕事を果たした山岡鉄舟──幕末の三舟②
【第三節】 「無血開城」の陰の立役者、高橋泥舟──幕末の三舟③
【第四節】 私欲を極限まで抑え込んだ榎本武揚
【第五節】 「非戦」で一貫していた徳川慶喜

第四章 明治政府のイメージ戦略と「三傑」の実像
【第一節】 「旧き悪しき」幕藩体制と「正しい」新政府
【第二節】 「五箇条の誓文」と木戸孝允──維新の三傑①
【第三節】 金銭欲より権力欲の男、大久保利通──維新の三傑②
【第四節】 戦好きで死を恐れない西郷隆盛──維新の三傑③
【第五節】 「近代=明治」というイメージを完成させた伊藤博文

おわりに── 一度断ち切られた「江戸と現在」をつなぐ
主要参考文献
関連年表

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