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日本から城が消える

名古屋城、江戸城はほんとうに再建できるのか。 城郭再建がたどってきた歴史とともに、 知られざる城郭再建がかかえる大問題を解説

著者 加藤 理文
ジャンル 新書 > 歴史新書
シリーズ 歴史 > 歴史新書
出版年月日 2016/08/05
ISBN 9784800310149
判型・ページ数 新書・288ページ
定価 本体900円+税
  • 内容紹介
  • 目次

 

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戦後に再建された天守の多くはすでに五十年以上がたち、
耐用切れの問題が浮上している。
一方、名古屋城や江戸城などを中心に木造復元を求める声が高まっている。
しかし、木造復元は、費用や材料の問題以前に、
じつは法律の問題が大きく横たわっているにもかかわらず、
報道ではまったくふれられていない。
はたして木造天守は建てられるのか。
耐用切れの城はそのまま消えてしまうのか。
その答えが本書に示されている。
あなたの町の城も、地域をあげて真剣に考えなくてはならない時が、
すぐそこまで来ている――。

序章 建て直しをめざす現場から
1 RC天守の木造再建問題
2 明治以降に建てられた城郭の分類

1章 城郭再建の興り――明治~昭和戦前
1 存城処分と廃城処分
2 文化財保護への遠い道のり

2章 文化財と乖離する再建――復興のシンボルとして
1 空襲被害と戦後復興
2 観光目的の再建
3 本物志向の登場

3章 バブル経済とふるさと創生のなかで――平成の城郭再建ブーム
1 天守と御殿の木造再建 近世城郭編①
2 古写真・絵図・発掘による建造物の復元 近世城郭編②
3 復元された中世の城 中世城郭編
4 城郭の保存整備 国指定史跡編
5 平成のRC再建

4章 巨大建築物をどう造るか――城郭復元の実際
1 天守の復元――大洲城天守
2 御殿の復元――五稜郭函館奉行所
3 櫓の復元――新発田城本丸辰巳櫓
4 門の復元――松本城二の丸太鼓門
5 石垣の建て直しと補修――唐津城・甲府城

5章 どこまで進んでいるのか 城跡全域の整備・復元
1 周囲と調和のとれた木造復元――伊予松山城
2 「一口城主」は斬新だが・・・――熊本城
3 伝統工法と現代工法の融合――金沢城
4 往時の雰囲気が味わえる――首里城
5 テーマパークとしての復元

6章 浮き彫りになる城跡がかかえる問題点――城の原景観と観光化
1 城内樹木の伐採と管理
2 見直されてきた城跡の景観保護
3 主要部周囲の土地活用――公有地と民有地
4 観光化の功罪

7章 日本から城が消える
1 「史跡」がかかえる再建へのハードル
2 現行法による木造再建の難しさ
3 城は消えてしまうのか

〈特別編〉熊本城の地震被害状況と未来

城名索引
全国の城郭復元・復興等一覧

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