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【ここまでわかった】戦国時代の天皇と公家衆たち
天皇制度は存亡の危機だったのか?

【ここまでわかった】戦国時代の天皇と公家衆たち

多くの謎に包まれている室町・戦国期の朝廷 勢力(天皇・公家)の実像に迫る。第一線の 研究者が、常識を覆す実態を解明する!

著者 日本史史料研究会
神田 裕理
ジャンル 新書 > 歴史新書
シリーズ 歴史 > 歴史新書
歴史 > 歴史新書 > 地域別歴史新書
出版年月日 2015/12/04
ISBN 9784800308122
判型・ページ数 新書・288ページ
定価 本体990円+税
  • 内容紹介
  • 目次

 

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【皇后不在】誰が天皇家の後継者を生んだのか?
【信長・秀吉・家康】朝廷を積極的に支えた天下人たち!
【地方に下る貴族】

*謎に包まれていた朝廷勢力の実像を13のテーマで解明*

◎世の中の常識
戦国期の朝廷は、室町幕府の衰亡と日本各地での戦乱によって
存亡の危機に陥っていた。内裏の塀は朽ち果て、貴族たちも
貧困に喘いでいた。武士たちから圧力を受けた天皇は、
儀式の執行さえままならなかった。

◎本書に核心
乱世といわれる時代であっても、当時の武家・寺院社会にとって、
会の秩序を維持する名分(根拠・立場)として
朝廷は重要な役目を維持していた。室町幕府や天下人たちも、
その機能を守るために積極的に行動していた。

【執筆者紹介】(執筆順)

渡邊大門 わたなべ・だいもん

水野智之 みずの・ともゆき
一九六九年愛知生まれ。名古屋大学大学院文学研究
科史学地理学専攻博士課程後期単位取得満期退学。
博士(歴史学)。現在、中部大学人文学部准教授。
『名前と権力の中世史』(吉川弘文館、二〇一四年)ほか

神田裕理 かんだ・ゆり
編者経歴を参照

生駒哲郎 いこま・てつろう
一九六七年東京生まれ。立正大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程満期退学。
現在、日本史史料研究会代表。「中・近世移行期における在地支配と
地方寺院の展開」(阿部猛編『中世政治史の研究』日本史史料研究会、二〇一〇年)ほか

菅原正子 すがわら・まさこ
一九五九年東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程修了。
博士(文学)。現在、和光大学非常勤講師。『中世の武家と公家の「家」』
(吉川弘文館、二〇〇七年)ほか

後藤みち子 ごとう・みちこ
一九三五年東京生まれ。國學院大學文学部史学科卒。博士(歴史学)。
元宮内庁書陵部勤務。『中世公家の家と女性』(吉川弘文館、二〇〇二年)、
『戦国を生きた公家の妻たち』(吉川弘文館・歴史文化ライブラリー、二〇〇九年)ほか

遠藤珠紀 えんどう・たまき
一九七七年東京生まれ。東京大学大学院人文社会系
研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。現在、
東京大学史料編纂所助教。『中世朝廷の官司制度』(吉川弘文館、二〇一一年)ほか

木下昌規 きのした・まさき
一九七八年東京生まれ。大正大学大学院修了。博士(文学)。
現在、大正大学非常勤講師。『戦国期足利将軍家の権力構造』(岩田書院、二〇一四年)ほか

久保貴子 くぼ・たかこ
一九六〇年岡山生まれ。早稲田大学大学院文学研究科史学専攻博士
後期課程満期退学。博士(文学)。
現在、早稲田大学・昭和女子大学非常勤講師。『近世の朝廷運営』
(岩田書院、一九九八年)、『後水尾天皇』(ミネルヴァ書房、二〇〇八年)ほか

中脇 聖 なかわき・まこと
一九七二年東京生まれ。現在、㈱歴史と文化研究所客員研究員。
「土佐一条兼定権力の特質について」(『十六世紀史論叢』第二号、二〇一三年)ほか

谷口研語 たにぐち・けんご
一九五〇年岐阜生まれ。法政大学大学院人文科学研究科日本史学専攻博士
課程修了。元法政大学兼任講師。『明智光秀』(洋泉社・歴史新書y、二〇一四年)ほか

大藪 海 おおやぶ・うみ
一九八二年千葉生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科史学専攻
(日本史学)後期博士課程単位取得退学。博士(史学)。
現在、首都大学東京助教。『室町幕府と地域権力』(吉川弘文館、二〇一三年)ほか

赤坂恒明 あかさか・つねあき
一九六八年千葉生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程退学。
現在、内蒙古大学蒙古学研究中心専職研究員・東海大学等非常勤講師。
「柳原宮考―大覚寺統の土御門宮家―」(『ぶい&ぶい』二七、二〇一四年)ほか

【編者紹介】
神田裕理 かんだ・ゆり
一九七〇年東京生まれ。日本女子大学大学院文学研究科史学専攻博士課程後期満期退学。
元京都造形芸術大学非常勤講師。㈱歴史と文化の研究所客員研究
主な著書に『戦国・織豊期の朝廷と公家社会』(校倉書房、二〇一一年)、
『戦国・織豊期朝廷の政務運営と公武関係』(日本史史料研究会、二〇一五年)がある。

【監修者紹介】
日本史史料研究会(にほんししりょうけんきゅうか
い)2007年、歴史史料を調査・研究し、その成果を公開する目的で設立。
その目的を達成するために、①定期的な研究会を開催、②専門書籍の刊行、
③史料集の刊行、を主な事業として取り組んでいる。最近では
一般の方々を対象として歴史講座を開講し、同時に最新の研究成果を伝えるべく、
一般書の刊行も行っている。代表者は生駒哲郎。

はじめに──時代に必要とされていた天皇と公家衆たち

【第1部】 必死に天皇を守る公家衆たち

<1>儀式や政務にこだわり時間を支配した天皇
【即位式・改元・大嘗祭】― 渡邊大門

<2>禁裏で天皇を警護する公家たち
【家門の維持・幕府との分担】― 水野智之

<3>公家の女性が支える天皇の血脈維持
【後宮女房の役割】― 神田裕理

<4>世俗権力に左右される門跡寺院
【門主は天皇家・公家・武家の子弟】― 生駒哲郎


【第2部】 家門・一族の存続をはかる公家たちの知恵

<5>公家の生活基盤を支えていたものは何か
【荘園経営と公家の家僕】― 菅原正子

<6>武家も重宝した公家の「家業」とは?
【装束の家・和歌の家】― 後藤みち子


【第3部】 武家とともに時代を動かした天皇・公家

<7>将軍家と天皇家の二つの主人をもつ公家衆がいた
【室町幕府と公家衆の関係】― 木下昌規

<8>朝廷官位を利用しなかった信長、利用した秀吉
【天下人の政治支配】― 遠藤珠紀

<9>豊臣時代からじょじょに朝廷に食い込む家康
【近世朝廷・公家再生への道】―久保貴子


【第4部】 「戦国領主」化した貴族たちの戦い

<10>摂関家の当主自らが土佐国に下向する
【土佐一条氏】― 中脇 聖

<11>中流公家が国司となって飛驒に土着したが……
【飛驒姉小路氏】― 谷口研語

<12>幕府から武力を期待された公家衆
【伊勢北畠氏】―大薮 海

<13>最北の地に栄えた〝南朝北畠系〟の堂上公家
【奥州浪岡氏】― 赤坂恒明

あとがき
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編者紹介

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