ホーム > ライバル対決で読みなおす 日本近代史

ライバル対決で読みなおす 日本近代史

ライバル対決で読みなおす 日本近代史

東アジアをめぐる重大事件を、複雑な人間ドラマから読みなおす。

著者 小林 英夫
ジャンル 新書 > 歴史新書
シリーズ 歴史 > 歴史新書
出版年月日 2015/04/10
ISBN 9784800306081
判型・ページ数 新書・224ページ
定価 本体860円+税
  • 内容紹介
  • 目次

 

amazonで購入⇒  

なぜ、ライバル対決で近代史を見るのか―ー。

我われは、日本史と世界史というジャンルで日本史を相対化することに慣れすぎてきた。
しかし、実際には、世界史ではあるけれども、その一地域史でもある東アジア史との
対話のなかで日本史は形成されてきた、という一面を忘れるべきではないのではないか。
とりわけ近代日本の歩みを見れば、一層その観を強くする。
「遠い親戚より近くの他人」という言葉が日本にはある。まわりの国々を大切に
せねばなりませんよ、いざというとき重要となるのはお隣さんですから、という教訓である。
世界、世界と叫んで、じつはそのおひざ元の世界である東アジア世界を忘れたのでは、
世界を叫ぶ意味が薄れる、というのが正直なところである。
さて、本書は、そうした視点から日本史の時代の曲がり角の大事件を取り上げて、
そこで日本と東アジアの政治指導者がどう向き合ったのかを見てみることとした。
政治指導者たちが切り結んだ接点の目線を意識しつつ、
その対立点を摘出して検討してみようというのが、本書の意図であり、かつ狙いでもある。
そうした対立点で東アジアの政治ライバルが演じた行動の跡をたどりながら、
どちらがより正確に来るべき将来の歴史像を描いていたのか、そして
我われが望む東アジアの平和を願望していたのか、を検証してみることとしたい。
これが、本書を名づけて『ライバル対決で読みなおす日本近代史』とした所以である。


小林英夫(こばやし・ひでお)
1943年、東京生まれ。早稲田大学名誉教授。博士(文学)。専攻はアジア経済論/植民地の経済史。
著書『戦後アジアと日本企業』(岩波新書)、『満州と自民党』(新潮新書)、
『日中戦争――殲滅戦から消耗戦へ』『〈満洲〉の歴史』(講談社現代新書)、
『自民党と戦後史』『関東軍とは何だったのか』(KADOKAWA)ほか多数。

プロローグ
第1章 明治・大正編
 伊藤博文と李鴻章──韓国併合をめぐる対立
 児玉源太郎と林本源家──台湾領有をめぐる対立
 田健治郎と林献堂──台湾抗日運動をめぐる対立
 長谷川好道と孫秉熙──三・一独立運動をめぐる対立
第2章 昭和戦前編
 田中義一と張作霖──満洲某重大事件をめぐる対立
 石原莞爾と張学良──満洲事変をめぐる対立
 近衛文麿と蔣介石──日中戦争をめぐる対立①
 植田謙吉とチョイバルサン──ノモンハン事件をめぐる対立
 影佐禎昭と汪兆銘──日中戦争をめぐる対立②
第3章 昭和戦後編
 東條英機と愛新覚羅溥儀──東京裁判をめぐる対立
 吉田茂と李承晩──戦後日韓関係をめぐる対立
 佐藤栄作と毛沢東──戦後日中関係をめぐる対立
エピローグ 

このページのトップへ