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北陸から見た日本史

北陸から見た日本史

北陸新幹線開通を機に、日本海側から歴史を読み直す。北陸地方が日本列島史で果した役 割は、意外な程に大きかった

著者 読売新聞社北陸支社
ジャンル 新書 > 歴史新書
シリーズ 歴史 > 歴史新書
出版年月日 2015/02/19
ISBN 9784800305947
判型・ページ数 新書・224ページ
定価 本体990円+税
  • 内容紹介
  • 目次

 

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北陸新幹線開通を機に、日本海側から歴史を読み直す!

◎古代朝鮮で戦った北陸の「漆黒の軍団」とは?
◎北陸に君臨した恒良「天皇」とは誰か?
◎江戸の街を造ったのは「加賀商人」だった?
◎兼六園は如何にして「日本三名園」になったのか?

【著者紹介】(五十音順)

荒木志伸 あらき・しのぶ
東京都生まれ。國學院大學大学院文学研究科史学専攻考古学
コース博士課程修了。博士(歴史学)歴史考古学専攻。現在、
山形大学准教授。論文に「墨書土器からみた山寺」など。

石川日出志 いしかわ・ひでし
一九五四年新潟県生まれ。明治大学大学院文学研究科博
士課程中退。考古学専攻。現在、明治大学教授。著書に
『「弥生時代」の発見・弥生町遺跡』『農耕社会に成立』
など。

磯田道史 いそだ・みちふみ
一九七〇年岡山県生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博
士課程修了。日本史・社会経済史専攻。現在、静岡芸術文化
大学教授。著書に『武士の家計簿』『天災から日本史をよみ
なおす』など。

呉座勇一 ござ・ゆういち
一九八〇年東京都生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科
博士課程単位取得退学。日本中世史専攻。現在、東京大学学
術研究員。著書に『一揆の原理』『戦争の日本中世史』など。

小林正史 こばやし・まさし
一九五七年新潟県生まれ。米国アリゾナ大学大学院博士課程修
了。食文化考古学専攻。現在、北陸学院大学教授。論文に「弥
生土器の技術―深鍋のつくり分けと使い分け」「スス・コゲか
らみた土器使用法」など。

鈴木浩三 すずき・こうぞう
一九六〇年東京都生まれ。筑波大学大学院ビジネス科学研究
科企業科学専攻修了。博士(経営学)。経済史家。著書に『江
戸商人の経営戦略』『江戸の風評被害』など。

鈴木理生 すずき・まさお
一九二六年東京生まれ。法政大学高等師範部卒業。千代田図
書館勤務を経て、東京都市史研究所理事。都市史研究家。著書
に『江戸はこうして造られた』『お世継ぎのつくりかた』など。

千田嘉博 せんだ・よしひろ
一九六三年愛知県生まれ。奈良大学文学部文化財学科卒業。博士
(文学)。城郭考古学専攻。現在、奈良大学 学長。著書に『戦
国の城を歩く』『信長の城』など。

田中晋作 たなか・しんさく
一九五五年大阪府生まれ。関西大学大学院文学研究科博士課程
後期課程日本史学専攻単位取得。博士(文学)。考古学専攻。現
在、山口大学教授。著書に『百舌鳥・古市古墳群の研究』『倭
王の軍団』(共著)など。

本郷和人 ほんごう・かずと
一九六〇年東京都生まれ。東京大学文学部・同大学院で石
井進氏・五味文彦氏に師事。中世政治史専攻。現在、東京大
学史料編纂所教授。著書に『戦いの日本史』など。

三浦佑之 みうら・すけゆき
一九四六年三重県生まれ。成城大学大学院博士課程修了。
日本古代文学専攻。現在、立正大学教授。著書に『口語訳
 古事記』『古事記を読みなおす』など。

本康宏史 もとやす・ひろし
一九五七年東京都生まれ。金沢大学大学院社会環境研究科学位
取得。博士(文学)。日本近代史専攻。現在、金沢星稜大学教授。
著書に『軍都の慰霊空間』『からくり師大野弁吉とその時代』
など。

八重樫忠郎 やえがし・ただお
一九六一年岩手県生まれ。駒澤大学文学部卒業。中世
考古学専攻。現在、平泉町職員。論文に「考古学からみた
北の中世の黎明」「北から生まれた中世社会」など。

四柳嘉章 よつやなぎ・かしょう
一九四六年石川県生まれ。國學院大學文学部史学科卒業。漆器
考古学、文化財科学専攻。現在、石川県輪島漆芸美術館長・漆
器文化財科学研究所長・美麻奈比古神社宮司。著書に『漆の文
化史』など。

【イラスト】
富永商太 とみなが・しょうた
一九七三年兵庫県生まれ。歴史復元画家。現在、「読売KODOMO新聞」で「日本史かくれんぼ」を連載中。


【おわびと訂正】
本書、3頁と221頁の「読売新聞の北陸地域版で連載(二〇一一年四月~一五年一月)」は、
「読売新聞の北陸地域版で連載(二〇一二年四月~一五年一月)」にお詫びして訂正します。

まえがき
  
【第一章】 北陸の先史・古代
      
縄文時代の漆文化と北陸………………………………………四柳嘉章
  
日本と大陸を結ぶ「漆海道」/赤い櫛に生命再生の呪力/
酒宴を想像させる三つの鉢/艶と「縄文の赤」を生む精製
工程

北陸から見た「縄文・弥生の食」……………………………小林正史  

土器で調理、そのとき薪の配置は/空焚きで「食器洗い」
/お好みはパサパサご飯/丸底と平底 、北陸が境界線

卑弥呼時代の北陸…………………………………………… 石川日出志  

稲作ムラが文化圏に発展/争いを示唆する丘陵上の環濠
集落/大乱の緊張が北にも波及/北方の交易者が海を南
下/船が往来し、邪馬台国と緊張も

日本海の神々と海の道………………………………………三浦佑之  

敦賀(福井県)──海の幸を呼び込む〝湾奥の神〟
羽咋(石川県)──海流に乗り能登へ到達
珠洲(石川県)──「国引き」で移動した祭神
氷見(富山県)──海を通じて交流した古代人

古墳時代の「漆黒の軍団」…………………………………田中晋作  

五世紀の帯金式甲冑/武器の法則/甲冑を介した「河内
の勢力」との連携/短甲が語る緊張の五世紀/半島情勢
に対応し、軍を編制/〈番外編〉弓矢主体から騎馬戦へ

文字から見える古代北陸… ……………………………………荒木志伸  

北陸から秋田へ強制移住/国家の課題を背負う能登国/
豊かな食材が貴族の宴に/病が生んだ新たな信仰/仏教
行事に使われた土器/朝廷を支えた食の国・若狭/庶民
の祈り 墨書土器

【第二章】 北陸の中世       

源平の戦い……………………………………………………本郷和人  

「全国二分」の常識に疑問/都入りを急ぎすぎた義仲/平
時忠、能登に流される/「北陸幕府」もありえた経済力

北陸と平泉の深い結びつき………………………………八重樫忠郎  

中尊寺に残る白山信仰/越後と奥州との密接な関わり/
日本海側で流通した珠洲焼/珍味を運んだ? 珠洲焼の
壺/中世都市研究 一乗谷から

南北朝の動乱と新田一族…………………………………呉座勇一  

北陸に君臨した恒良「天皇」/勇将・新田義貞の最期/そ
の後の新田一族

【第三章】 北陸の戦国時代       

北陸の城の見方・歩き方… ………………………………千田嘉博  

五感で楽しめる歴史/七尾城──前田氏時代に大改修/
高岡城──攻防に備えた特別な広場/金沢城──枡形二
つは百万石の証

信長と戦った北陸の城………………………………………千田嘉博  

一乗城山の発掘に期待/争奪繰り返された──鳥越城/
謎多き利家時代の金沢城/前田軍を待ち受けた城郭群

戦国時代の人とこと…………………………………………本郷和人  

「利休七哲」の要、高山右近/加賀百万石、その成立の謎
/太閤検地で石高増大/大聖寺の大名、山口宗永/逆境
に耐えた長重、石高回復/百万石を築いた利家の人望

天下分け目の戦い……………………………………………本郷和人  

東軍に味方した前田軍動く/吉継の謀略で前田軍撤退/
前田家封じ込めの功績/家康の配慮で百万石誕生

【第四章】 北陸の江戸時代       

大都市・江戸の北陸地名……………………………………鈴木理生  

日比谷の正面に「加賀町」 /前田家の恩に報いる徳川家
/屋敷移転後も残った加賀の名/江戸の海防を担った福
井藩/江戸の花火を支えた五箇山/参勤交代で太平洋岸
の視察も

江戸の町年寄は金沢出身………………………………………鈴木浩三  

町政トップを家康が指名/利家と家康、共通の悩み/天
下統一は水運掌握から/家康の策略 前田家に痛手

兼六園の謎……………………………………………………本康宏史  

はじめは小さな内庭/名付け親は公家/「公園宣言」で市
民に開放/有栖川宮家との意外な縁/公園から庭園へ回
帰/「名勝」に指定、保存の道へ

加賀の忍者……………………………………………………磯田道史  

地方の忍術、秘伝書発見/犬に吠えられない忍術

加賀藩と越前藩…………………………………………………磯田道史  

幕末志士の「藩の通信簿」/賢君「開いた」国づくり

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