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感染症の世界史
人類と病気の果てしない戦い

感染症の世界史

最強の感染症=エボラ出血熱を人類は押え込 めるのか!? 人類を苦しめる感染症の正体を 暴く問題作!!

著者 石弘之
ジャンル 単行本
シリーズ ノンフィクション
歴史 > 歴史関連本
人文・社会・教育
出版年月日 2014/12/17
ISBN 9784800305541
判型・ページ数 4-6変・336ページ
定価 本体2,400円+税
  • 内容紹介
  • 目次

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最強の感染症=エボラ出血熱を
人類は押え込めるのか!?

微生物(ウイルス・細菌・寄生虫)の最新遺伝子情報、
40億年の地球環境史の視点から、
人類を苦しめる感染症の正体を暴く問題作!!

石 弘之(いし・ひろゆき)
1940年東京都に生まれる。東京大学卒業後、朝日新聞に入社。ニュ
ーヨーク特派員、編集委員などを経て退社。国連環境計画(UNEP=
本部ナイロビ)上級顧問。96年から東京大学大学院教授、ザンビア
特命全権大使、北海道大学大学院教授、東京農業大学教授を歴任。
この間、国際協力事業団参与、東中欧環境センター理事(ブダペス
ト)などを兼務。英国ロイヤルソサエティ(RSA)会員。国連ボー
マ賞、国連グローバル500賞、毎日出版文化賞をそれぞれ受賞。主な
著書に『地球環境報告』『キリマンジャロの雪が消えていく』(いず
れも岩波新書)、『名作のなかの環境史』(岩波書店)、『森林破壊
を追う——緑と人の歴史と未来』(朝日新聞出版)、『火山噴火・動物
虐殺・人口爆発』(洋泉社・歴史新書y)、『地球クライシス』(洋
泉社・新書y)、『鉄条網の歴史——自然・人間・戦争を変貌させた負
の大発明』(洋泉社)、『歴史を変えた火山噴火』(刀水書房)など。

まえがき──「幸運な先祖」の子孫たち 

序 章 エボラ出血熱とデング熱――突発的流行の衝撃 

1.最強の感染症=エボラ出血熱との新たな戦い

死亡率は九〇パーセント/二〇一四年の感染爆発/死者五〇〇〇
人に/感染は欧米に飛び火/WHOへの批判/広がる混乱/七〇
年代にはじまった流行/新たな変異ウイルス/感染源はコウモリ
か/森林破壊が引き出したウイルス/空気感染の可能性/希望の

2.都心から流行がはじまったデング熱

原因はヒトスジシマカ/日本のデング熱/日本から輸出されたデ
ングウイルス/世界に広がる流行/起源不明の謎のウイルス/異
種を圧倒するヒトスジシマカ/人が流行に手を貸した

【第一部】二〇万年の地球環境史と感染症

第一章 人類と病気の果てしない軍拡競争史

人類の移動と病原体/人と微生物の共進化/ウイルスの重要な働
き/微生物の巨大ファミリー/微生物と宿主の永遠の戦い/「赤
の女王」効果/勢いを増す耐性菌/抗生物質乱用への警告/野放
しの飼料の薬漬け/下水で耐性を獲得/感染症と人類進化の複雑
な関係/人体の防御反応/自然災害としての感染症

第二章 環境変化が招いた感染症 

定住化による感染症の定着/マラリアの起源/世界に拡大するマ
ラリア/日本の「おこり」/農業が広げた感染症/難しい上下水
道の分離/動物から人に乗り移った病気/時代を特徴づける大流
行/産業革命がもたらしたコレラと結核/日本のコレラ流行/感
染症を蔓延させた戦争/環境の悪化と感染症/熱帯林で何が起き
たのか

第三章 人類の移動と病気の拡散 

病気も交換した東西交流/史上最悪のペスト流行/農業革命が引
き金に/大流行の置きみやげ/第二、第三波の襲来/起源は中国
雲南省/ハンセン病の猛威/新大陸の悲劇/次々に持ち込まれる
病気/先住民の復讐/交通の発達がもたらしたSARS/ニュー
ヨークにアフリカの感染症/感染症の新たな脅威

【第二部】 人類と共存するウイルスと細菌

第四章 ピロリ菌は敵か味方か――胃ガンの原因をめぐって 

日本人最大の感染症/ピロリ菌の正体/おヘソの住人たち/共存
共栄してきた常在菌/ピロリ菌の巧みな生存術/菌の南北問題/
ピロリ菌が語る人類の移動/感染症かアレルギーか/急増するア
レルギー/胃ガンになった有名人

第五章 寄生虫が人を操る?――猫とトキソプラズマ原虫 

もしも、あなたが猫から寄生虫をうつされると──/原虫が脳を
乗っ取った/妊婦の感染に注意/ドーパミンで性格が変わる/増
える交通事故と自殺/寄生虫による脳の支配/人間の進化に関わ
る猫/ペスト対策で活躍した猫/魔性の動物/世界の猫好き

第六章 性交渉とウイルスの関係――セックスがガンの原因になる? 

セックスはタバコなみに危険/働き盛りに患者が集中/オーラル
セックスにご用心/さまざまなガンを引き起こすHPV/ウサギ
からガンウイルス/ヒトパピローマ・ウイルスの発見/HPVの
正体/霊長類から人類へ/ワクチンの接種はじまる/ワクチン接
種の反対運動/頸ガンにかかった有名人

第七章 八種類あるヘルペスウイルス――感染者は世界で一億人

ありふれたウイルス/格闘技ヘルペス/急増する性器ヘルペス/
性の行きすぎた解放/感染力が強い水痘/高齢化で増える帯状疱
疹/エイズ感染者に多いカポジ肉腫/疲労とヘルペスウイルスの
関係/古代にさかのぼる歴史/自然界に広く分布するヘルペスウ
イルス/人類の移動に便乗/日本はワクチン行政の後進国/ヘル
ペスにかかった有名人

第八章 世界で増殖するインフルエンザ―― 過密社会に適応したウイルス 

南極のペンギンから鳥インフルエンザ/豚が重要な仲立ち/複雑
な亜型に分化/「H5N1亜型」の発生/四〇万人を殺した豚イ
ンフルエンザ/中国から現れる新手のウイルス/自然界のウイル
ス汚染/「インフルエンザ」の由来/一九世紀以降の大流行/ス
ペインかぜのゼロ号患者/世界を巻き込む大流行/大戦終結を早
めたインフルエンザ/日本のインフルエンザ/死者は八〇〇〇万
人にも/スペインかぜの正体/環境破壊が招いた集団感染/くし
ゃみで飛び散るウイルス/原因は畜産革命に/インフルエンザに
倒れた有名人

第九章 エイズ感染は一〇〇年前から――増えつづける日本での患者数 

突如現れた奇妙な病気/流行のはじまり/ウガンダで集団発生/
ウイルス発見の先陣争い/世界へ広がるエイズ/起源はアフリカ
の霊長類/先祖はマダガスカル生まれ/感染原因はチンパンジー
狩り?/なぜ感染爆発を起こしたのか/多様なHIVファミリー
/宿主を変えたウイルスは凶暴/HIVに感染しない耐性人間/
エイズ耐性をもたらした感染症/エイズの現状/これからの問題
/エイズで死んだ有名人

【第三部】日本列島史と感染症の現状

第十章 ハシカを侮る後進国・日本 

日本はハシカの輸出国?/危機意識の低い日本/MMRワクチン
騒動/世界の発病者数/多様なウイルスのファミリー/自然界の
モービリウイルス/牛の感染症から変異/世界のハシカの歴史/
戦乱が後押しするハシカの流行/日本のハシカの歴史/将軍徳川
綱吉の最期

第十一章 風疹の流行を止められない日本 

再流行が妊娠世代を直撃/日本は風疹流行ワースト3/先天性風疹
症候群の影響/六〇年代に世界的流行/沖縄に広がったCRS/
鎌倉時代からあった風疹/風疹ウイルスの遺伝子/ワクチンをめ
ぐる混乱/他の先進国とのワクチンギャップ/予防接種の空白期
/映画化された風疹

第十二章 縄文人が持ち込んだ成人T細胞白血病 

偏って分布するHIVの兄弟分/風土病扱いの病気/発症の仕組
み/一〇〇万人を超える感染者/アフリカのサルが起源/サルか
ら人へ/人類の移動とウイルス/縄文人が持ち込んだウイルス/
アイヌ民族と琉球人の共通点/世界の偏った分布/成人T細胞白
血病にかかった有名人

第十三章 弥生人が持ち込んだ結核 

若者を蝕んだ結核/相つぐ集団発生/結核の起源/骨に刻まれた
証拠/弥生時代以後のカリエス/産業革命と結核の大流行/ジャ
ガイモ飢饉と結核/女工や軍人の間で感染拡大/抗生物質の劇的
効果/発病者の割合とBCG接種/多剤耐性結核菌との戦い/歴
史を変えた結核/結核とサナトリウム文学/結核にかかった有名
人/海外の有名人と結核/結核と音楽

終 章 今後、感染症との激戦が予想される地域は? 

感染症の巣窟になりうる中国/相つぐ食品スキャンダル/アフリ
カ開発が招く感染症/熱帯林に潜む新たなウイルス/実験動物輸
入の脅威/マールブルグ出血熱の教訓/アフリカのサル起源の病
気/次々と出現する新興感染症/病気のない世界/膨張する感染
症の温床/世界の高齢化と感染症

あとがき──病気の環境史への挑戦 

主要な参考文献 

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