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前田慶次と歩く戦国の旅
『前田慶次道中日記』を辿る

前田慶次と歩く戦国の旅

京・伏見から米沢まで――「天下御免の傾奇者」の意外な旅姿!? 晩年の前田慶次が記録 した「中世東山道」の旅を追体験する!!

著者 今福 匡
ジャンル 新書 > 歴史新書y
シリーズ 歴史 > 歴史新書
出版年月日 2014/12/06
ISBN 9784800305640
判型・ページ数 新書・240ページ
定価 本体980円+税
  • 内容紹介
  • 目次

 

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京・伏見から米沢まで――
「天下御免の傾奇者(かぶきもの)」の意外な旅姿!?

晩年の慶次が記録した「中世東山道」の旅を追体験する!!

◎世の中の常識
前田慶次は、隆慶一郎の小説『一夢庵風流記』や原哲夫の漫画『花の慶次』
で知る読者も多い。ゲームやパチンコ、スロットマシーンのキャラでも知ら
れ、大男で秀吉公認の「天下御免の傾奇者(かぶきもの)」であったという。

◎本書の核心
戦国期の旅の記録は貴重である。晩年の慶次本人が記したとされる二六日間
の『道中日記』の内容は、「傾奇者」と称される彼のイメージとは程遠い。
古書典籍の知識を備え、道すがら陰陽道の呪術的世界にはまる姿は、戦国武
将の実像に近いはずだ。

今福 匡 いまふく ただし
1964年、神奈川県生まれ。歴史ライター。米澤直江会会員、戦国史研究会会員。
主な著書に『前田慶次――武家文人の謎と生涯』(新紀元社)、『直江兼続』
(新人物往来社)、『上杉景虎――謙信後継を狙った反主流派の盟主』(宮帯
出版社)、『神になった戦国大名――上杉謙信の神格化と秘密祭祀』(洋泉社)。
共著に『細川ガラシャのすべて』『総図解よくわかる日本史』(いずれも新人
物往来社)などがある。

まえがき――「時代のはざま」を旅する
 
【序 章】
『前田慶次道中日記』と中世東山道

海の道・山の道/いたずら者・前田慶次/『前田慶次道中日記』と
は/時代のはざまを旅した男

【第一章】
伏見から近江路へ――自らを、東下りの貴族になぞらえ

豊臣時代の伏見/上杉主従の上洛/木幡の里に馬はあれど……/逢
坂の関/大津の湊/慶次選・近江八景/湖賊の郷・堅田/陸路の東
山道/弁財天嶋の瀬戸/五ケ商人たちの拠点/内湖をすすむ/佐和
山から米原へ

【第二章】
美濃から木曽路へ――同行する朝鮮人父子の別れ

関ケ原のニアミス/関の別れ/美濃廻廊をゆく/蟹に乗って現れた
薬師仏/木曽路の戦火/木曽十一宿/芋の茎汁/化粧たる女/御嶽
山遙拝所/木曽の桟名にし負う/木曽義仲・巴幻想

【第三章】
和田・碓氷の峠越え――慶次の前を行く徳川家康の一行

桔梗ケ原から塩尻へ/塩尻峠に現れた「須弥山」/下諏訪の宿/和
田峠/望月の牧/峠の熊野神社/戦国ロジスティックス/宿場の狂
女/人を売る・買う

【第四章】
坂東の地へ――宇都宮で旅一番の歓待を受ける

没落した武士たちが町をつくる/異郷へ「越河」する/関東を横断
するハイウェイ/新田の里修験/連雀商人の市/鋳物の町・天明/
佐野の舟橋/宇都宮氏の衰亡/宇都宮の旧き友/都市改造前の宇都
宮/鬼怒川を越える/狐川は喜連川に/雪の北関東

【第五章】
白河の関を越えて――現世への未練と無常観を感じつつ

白河の関と境ノ明神/秀吉の街道整備/奥州街道の支配/踏瀬の観
音堂/浅香沼と山の井/メメント・モリ──死を思え/石田三成を
送る奇祭/神々が通う道

【第六章】
奥州街道から米沢へ――日記の謎めいた記述と陰陽道

月の光、星の光と日の光/まわり道した可能性は/星の光、水底の
蛙とは/旅の掟と「みやげ」/三里の嶮道・板谷峠/米沢へ

【終 章】
中世東山道の終焉と、その後の慶次

徳川家康の五街道整備/伏見の終焉と再生/帰着後の前田慶次

おわりに――慶次が旅した景観にこだわる
主要参考文献

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